今回は当社で持っている透過率測定器でどの程度の誤差があるかを調べてみました。
今回の比較対象はこちら
今回は手持ちの下記3機種で行います。
PT-500 光明理化学工業株式会社製
陸運局や警察が導入している機材になります。
陸運支局での持ち込み車検や警察の取り締まりで使用する機材と同じものなので測定結果に誤差が少ないため他の透過率測定器に比べると安心感があります。
一部施工店やディーラーや整備工場も導入していますが初期コストが高いため、導入を見送る施工店も多いのが現状です。

TM2000JP LaserLabs製(ラビニール)
アメリカ(US)のレーザーラボ社が製造している機械。
US仕様は「TM2000」となります。
当社が使用しているのは日本で総代理店をしているラビニール社が日本仕様に改良した「TM2000JP」というモデルになります。
TM2000とTM2000JPでは測定範囲が違うためTM2000で日本国内での測定には向いていません。
TM2000では数%の誤差(高ぶれ)がある場合もあるようです。TM2000で大丈夫だと判断して施工した場合、取り締まり等では基準を下回る可能性が高いです。
実際のところいまだにTM2000を使っている施工店もあるようなので注意が必要です。
TM2000JPに関しては偽物のあるとのことなので公式サイトからの購入が良いでしょう。

TM550 ブレインテック
ゴーストフィルムの販売をしているブレインテックが販売している透過率測定器です。
校正に若干時間がかかりますが販売元からはブレの少ない測定ができると説明があります。
実際に測定してみると測定に若干の癖があり扱いは少々難しいと感じました。

測定結果
今回はテスト車両として私用のフィアット500のフロントガラスを利用で測定しました。
・ノーマル状態
・フィルム貼り付け状態1(AR91グロウゴースト)
・フィルム貼り付け状態2(AR88グロウローズゴースト)
こちらの3種類。
参考にフィルム単体の光学スペックは
AR91グロウゴースト 可視光線透過率 90.3%
AR88グロウローズゴースト 可視光線透過 87.5%
ノーマルガラスの比較
PT-500 78.5%

TM2000JP 79%

映り込んでいるTM550は測定結果がずれているのでスルーしてください。
TM550 79.3%

AR91 グロウゴースト施工
TP-500 76.9%

TM2000JP 78%

TM550 77.6%

AR88グロウローズゴースト貼り付け部
PT-500 76.1%

TM2000JP 77%

TM550 76.5%

まとめ
まとめるとこんな感じ。

そもそも論としてTM2000JPは小数点以下の測定ができないのが厳しいです。
その時点で数字にシビアな透過率測定という検査には向いていないという判断。
前評判ではTM2000JPは上振れ2%くらいと聞いていましたので近い数字ではないでしょうか。
TM550は測定に時間はかかりますがPT-500に近い測定結果になっています。
フィルム施工後の低下率も大きくずれていません。
若干上振れしていますが、そこを考慮すればある程度運用可能でしょうか・・・。
PT-500で基本運用しつつ、安価で購入可能なTM550は常時持ち運び用にするなど。
こんな使い方が良いでしょう。
皆さんもお店でフィルムを施工する場合は測定器に注目してみると良いと思います。
